看護師スタッフによる感染予防勉強会を行いました!

2022年12月2日

こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。

今回は、ユニケアの委員会活動のひとつである研修委員会が主催した、スタッフによる勉強会の様子をお届けいたします!

先日行われたのは、看護師・南雲による「訪問看護ステーションのための感染予防対策」です。

在宅における感染予防は、利用者様とその家族および在宅ケアスタッフの安全と安心を図る上で重要であり、その情報を関係機関と共有することが大切です。

訪問スタッフが十分な知識と技術を習得しながら、他の関係機関やご家族にもその対策方法について協力を得ていく必要があります。

今回の研修では、まずはスタッフが感染症対策に関する予備知識を身につけ、正しい介入ができるようにということを目的とし開催された内容になります。

最初に、感染成立の要因やスタンダードプリコーションについてや適切な個人防護具の装着について振り返りが行われました。

そこから、具体的な疾患や症状別に概要や感染経路、対策などの説明が行われます。

今回、南雲がピックアップしてくれた疾患や症状はこちら!

・インフルエンザ
・感染性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、O-157など)
・ウイルス性肝炎(A型・B型・C型・E型)
・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症
・MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
・基質拡張型ベータラクタマーゼ(ESBL)産生菌
・AmpC産生菌
・多剤耐性緑膿菌(MDRP)
・真菌
・疥癬
・角化型疥癬
・帯状疱疹
・結核
・新型コロナウイルス(SARS-CoV2)

病院ではたくさんの薬剤を使用していますので、抗菌薬の耐性菌が起因した感染症は特に重要視されていましたよね。

感染症対策が厳しくなってきたここ数年では、MRSA・ESBL・AmpC・MDRPなどの陽性患者様へのPPEの装着義務やカーテンでの隔離(個室管理)、排泄物の取り扱いに関する工夫などがより多く求められてきています。

在宅療養されている訪問看護分野でも、特にターミナル期に位置した患者様や入退院歴の多い患者様は薬剤使用のエピソードも多く、病院で耐性菌が検出されているケースも少なくありません。

健康なスタッフの手によって、ほかの利用者様や自身の家族をリスクに晒さないためにも、「持ち込まない・持ち出さない」の精神はどこに行っても同じです。

「持ち込まない・持ち出さない」ために、その疾患や症状はどのようなものに起因しているのか、感染経路はなんなのか、どう対策するべきか、という点をしっかり抑えていくことが必要なんですね!

ですが、働いてからは覚えることがとても多いことが現状…。

それもあって、このような勉強会での知識の振り返りやスタッフ同士の教え合い、そして技術の普及をする機会が大変貴重となります。

覚えることが難しいのなら、自分なりのノートやメモを都度見返す方法でももちろんOKです。
あんちょこノートは看護師さんの必須アイテムですよね!

今回の感染症対策勉強会はもちろんですが、ユニケアの勉強会はどれも本当に臨床で役立つものばかりです。

例えすぐに使う機会がなかったとしても、訪問看護と隣り合わせのものばかりなのです。

研修委員会は、スタッフからのヒアリングや流行のキャッチをはじめ自らが勉強会講師となることで、自分の知識や技術の振り返りを行いながら、スタッフ全員の育成に励んでいます!

今年の勉強会は今回がラストになりますが、来年も研修委員会の予定する勉強会は盛りだくさん!
まだまだ知りたいこと、知らないことは山積みです。

これからもユニケアの勉強会には要注目!ですね。

今後もこちらの活動報告内で、勉強会の様子をお届けしていきますので、次回の更新もぜひぜひお楽しみに♪

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