2023年5月12日
こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。
みなさんはDiSCという言葉をご存じですか?
「DiSC®」(行動分析)とは1920年代に心理学者ウィリアム・M・マーストン博士により提唱されたDiSC理論をベースに、ある「環境」下で人がどのように状況を「認識」しどのように「行動」するかを測定する自己分析ツールで、個々人の行動特性を4パターンに分類し、自己と他者の理解に役立てることのできるものをいいます。
先日、ユニケアの研修でもスタッフ同士の理解を深めコミュニケーションの取り方を学ぶことを目的とし研修が行われましたのでそちらの様子をお届けさせていただきます!
研修を通して自分と他人の行動特性について知る
先ほど、DiSC理論に基づき行動特性をパターン化するものだとお伝えしましたが、まずは大切なことがあります。
それはみんなそれぞれのパターンの特性を根本に持っており、このツールを用いることで特にどのパターンの傾向が強いのかということがわかるだけで、その行動特性にも良し悪しは存在しないということです。
また、その時の環境や気分・体調・境遇などで結果が変わることがあり、それは当然のことでもあります。
より有効的な人間関係を築き、職場環境をより良いものに改善できることが期待できるものの、その答えはDiSC分類の中にはなく、その人自身の中にあります。
ツールを使用して出た表面上の結果にとらわれることなく、あくまで自分と他人の特性に関心を持ち、お互いの価値観を尊重していくことが大切になります。
DiSC分類 ~講師・今井~
今回も、ユニケア講師でお馴染みの今井から研修が行われます。
DiSC分類では、4つのパターンを元にいくつかの質問に答えることで自分の行動特性を分類しています。
Dの主導型、iの感化型、Cの慎重型、Sの安定型に分類でき、それぞれ日本人では「S:安定型」→「C:慎重型」→「i:感化型」→「D:主導型」の順番で多いと言われています。
参加者はみんな、事前にDiSC分類に関する質問チャートをこなし、自分のパターンについて把握をしてから研修に臨みました。
ユニケアスタッフの行動特性はそのようにパターン化されていたのかというと・・・
「S:安定型(日本人割合約4割)」が3名(ユニケア割合1.5割)
「C:慎重型(日本人割合約3割)」が5名(ユニケア割合2.5割)
「i:感化型(日本人割合約2割)」が10名(ユニケア割合5割)
「D:主導型(日本人割合約1割)」が2名(ユニケア割合1割)
という結果になりました。
iの感化型が多い結果に、「ユニケアらしいね」とみんな口を揃えていいます。
また、それぞれのパターンごとに分かれたスタッフたちから「わかるわかる!」と共感しあえた行動特性には・・・
「S:安定型(日本人割合約4割)」3名
→安定感を好む、変化を嫌う、波風立てず安定した生活をしたい
「C:慎重型(日本人割合約3割)」5名
→納得しないと動かない、頑張ったものほど批判されると批判される相手にじゃあやれば?となる、質問したことに答えてくれないと信用出来ない、何事にも準備をしっかりする
「i:感化型(日本人割合約2割)」10名
→事務的な話が苦手、みんな大雑把、争いを好まない、雑談やアイスブレイクは必要、未来志向
「D:主導型(日本人割合約1割)」2名
→せっかち、効率的に進めたがる、箇条書きを好む、すぐ行動する
という意見が出たようです。
それぞれスタッフの性格や特徴がとても現れていて、興味深い研修でした!
今回のDiSC研修は全2回の予定となっています。
次回はどんな研修になるのかとっても楽しみですね。
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また次回の更新をお楽しみに♪