ユニケアの改革についての振り返りと新たな風を迎えるにあたって

2023年9月21日

こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。

今回お届けするのは、先日行われた決起会の様子です。

なぜこのタイミングで?と思われる方も多いかと思いますが、ありがたいことに新人の方がたくさん入ってくださり、葛西では所長が高橋に主任が阿保に昇格し、新たな風が吹いてきているところです。

改めて、今年度のユニケア最大の改革であった「訪問件数の削減」と「ユニケア代表青木の思い」、そして「各所長からスタッフ全員への思いの共有」を伝える会となりましたのでそちらの様子をお届けさせていただきます。

訪問件数を1日6件から5件へ
~売上よりもスタッフへの負担を削減するために~

実はユニケアは、前年度まで1人1日6件訪問をお願いしておりました。

しかし、スタッフへの負担はかなり大きかったかと思います。

というのも、代表の青木は「依頼があれば困っている人がいるということ、なるべく断らずにその方の人生・生活に関わらせていただきたい」というスタンスであったため、スタッフに対して利用者様数がかなり多かったということがあります。

そのため、スタッフへの負担は大きく退職してしまう方も少なくありませんでした。

しかし、やはり一番大切なのは従業員であるスタッフです。

みんな長く続けてほしいという思いから「1日の訪問件数を6件から5件に変更」し、最終訪問から事務所帰社後、1時間以上の猶予時間ができるよう調整いたしました。

また訪問時間によるインセンティブ制度も充実しており、1ヵ月81-90時間or91時間以上でインセンティブの金額も変わるように設定されています。

具体的な1日のスケジュールは下記になります。

8:30 朝礼(zoom)全体

9:00 訪問開始

9:00-10:00 訪問1件目

10:15-11:15 訪問2件目

11:30-12:30 訪問3件目

12:30-14:00 昼食&移動時間

14:00-15:00 訪問4件目

15:15-16:15 訪問5件目

16:15 訪問終了

16:30 事務所帰社、記録/電話連携

16:50-17:20 カンファレンス

17:20 戸締り/コミュニケーション

17:30 帰宅

しっかりと記録をする時間もありますし、カンファレンスは日や状況によって短縮されることも多くあります。

また、毎月提出の必要な計画書や報告書の作成時期には、もっと時間の考慮をしようという意見も出てきています。

お昼休憩の移動時間が考慮された時間設定もかなり魅力的ではないかなと感じています。

代表青木の思い
~訪問看護を起業しようと思った理由とスタッフへのメッセージ~

青木は、父の心筋梗塞発症時の第1発見者でした。

その1年前にも末期の大腸がんでうつ病、自殺未遂のを繰り返されていたそうで、20-21歳の時には「朝起きたら洗面所が血だらけになっている」といったことも少なくなかったそうです。

当時の青木はサラリーマンで医療者ではなかったため、非常に衝撃的だったと話します。

何度も救急車に乗り、筋肉隆々のしっかりとした父親からがん末期になって弱っていく様子をみて、毎日とても不安だったそうです。

その頃は2000年前後の出来事だったため、介護保険も整備されておらず、母親も看護師だそうですがまだ在宅のことはわからないような時代だったそうです。

これを乗り越え、がん末期の家族のサポートをしたい、不安を解消していきたいという思いで青木は看護師を目指し、今に至ります。

看護師になってからも、様々な思いを感じていました。

病院では患者さんを人として捉えずに業務の中での1つの行動として捉えている人が多かった印象で、別の場所でも利用者さんや患者さんに対する思いが自分の思いと相違があったそうで、それであれば「同じ思いを持った人を集めてチームを作ればいい」と思い起業したそうです。

起業してから思ったことは、「スタッフを守っていきたい」ということだそうで、こう話します。

暑苦しい思いを持ってやっているので新規が来たら受けよう、土日祝も希望があれば受けようと必死でした。
1-2年目はよかったが3-4年目になるとみんな疲弊してきてしまい、年末年始もあまり十分に休みがなく、年間の休日も十分にとれなかったかと思います。
また、コロナで感じたことは「こんなに頑張っている医療者が世間ではバイ菌扱いされていて、なんでこんなに頑張っている人達が虐げられているんだろう?なんでこんなにやらないといけないんだろう?」と思い、せめてユニケアにいる人だけでも守れることがあるなら守っていってあげたいと思いました。
正直、訪問1人6件の売上と5件の売上は全然違います。
ほぼ訪問看護だけなので厳しかったですが、売上が減ってもスタッフを守っていきたかったんです。
これ以上の3-4件に減ると1年経たずにユニケアは潰れてしまいますのでこれ以上の削減は難しいですが、これからもみんなで色んなことを変えていきたいと思っています。
不平不満は出てくると思いますが、とにかくみんなで建設的な意見を出し合っていきたい変えていきたいんです。
よりいい会社に、5年10年もっと長くやっていきましょう。

各所長からの思いの共有

葛西所長の高橋は、理学療法士です。

そのため、看護師の仕事がまだよくわからずこれから一緒に学んでいきたいと話します。

最近のユニケアは筆者から見てもとても雰囲気がよく、冗談を言い合ったり会話が多いなどで和気あいあいとしています。そして、本当に利用者様のことをよく考えて常にどこかでカンファレンスが開かれているような印象があります。

高橋が筆頭となって事務所の雰囲気作りに努めており、主任の阿保や理学療法士の小石といった男性スタッフメンバーも大変ユーモアのあふれた人材が集まっています。

新しく入ったスタッフであってもすぐに輪に馴染めるような雰囲気や環境を非常に意識してくれています。

葛西所長の高橋、船堀所長の村竹からは、それぞれスタッフ全員に向けて思いの共有が行われました。

そして、それぞれのスタッフからも一言ずつそれぞれ今の働きやすさであったり雰囲気であったり、こうしていきたい、こうなりたいといった思いが伝えられました。

普段は利用者様のついての話し合いが多いですが、スタッフ同士の思いを伝えあう時間も、お互いのことを知り理解し合い受け止めていくためにはとても大切な時間だなと感じました。

医療者は働き口が多いことから、転職率がとても高いと言われている職種です。

一般企業従事者の方から見ると「なんでそんなに続かないの?」「どうしてすぐにやめるの?」といった印象を持たれがちですが、医療は特殊な業界ですので、いろんな職場を見て自分に一番あった場所を見つけることには肯定的な人が多いかと思います。

ユニケアが、皆さんにとってそんな「ここで働き続けたいな」と思える場所になるよう、今後もみんなで協力してブラッシュアップした職場にしていきましょうね!


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また次回の更新をお楽しみに♪