訪問看護における症例カンファレンスを行いました!

2023年9月8日

こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。

先日、ユニケア葛西内で利用者様の症例カンファレンスを行いました!

今回は下記の勉強会を受けてのカンファレンスになります。

【ターミナルケア勉強会】某大学病院外部講師の方に講師に来ていただきました!

前回緩和ケア勉強会の後に実施した症例カンファレンスとは別に、「緩和ケア・ターミナルケアはがん患者様だけではない」という前提で、心不全やご老衰その他のステージにあたる利用者様全体を対象とした症例カンファレンスになります。

スタッフがこれまで介入した利用者様とのエピソードなどをもとに、意見交換会が行われました。

事例① 苦痛緩和とQOLのバランス

看護師・有水が関わってきたことのある利用者様とのエピソードです。

ターミナルケア期にあった女性利用者様は、痛みや辛さに悩まされていたそうです。

しかし、麻薬の使用は日中を含めて寝ている時間が長くなるから使いたくないという旦那様のご意向から、薬剤投与による苦痛緩和が難しい方でした。

また、少しでも食べさせてあげたいという思いもあったそうで、「ご本人のために薬剤を使った方が苦痛緩和になる」という医療的な面と、「できる限り覚醒した状態で衣食住を送らせてあげたい」というご家族の気持ちとの葛藤で、どのように対応することがご本人の苦痛緩和に繋がる介入ができるのか、と難しさを感じたことがあるそうです。

苦痛を和らげてあげたいがセデーションがかかってしまうこととのバランスが難しいと感じることは、在宅だけではなく病院などでも感じられた方が多いのではないでしょうか?

特に在宅は病院とは違い、「医療的な治療をする場」よりも「生活をする場」という面が大きい傾向にありますし、それが在宅ケアの良いところでもあります。

医療者として最善の選択がご本人とご家族にとっての最善の選択とならないことは本当によくあることで、スタッフは日々その葛藤を感じていることと思います。

あくまでも「その人らしい」最期を送れるよう、どんな選択であっても法的・医療的な面でサポートしていくことが、訪問看護従事者には求められていることになります。

ご本人とご家族がよりよい選択をとれるよう、様々な情報提供をしながら多職種との連携を図っていくことが、ターミナルケアではとても大切にされていると日々感じますね!

事例② 1日のうちの大半をおひとりで過ごされる利用者様

日中傾眠傾向な利用者様が多い利用者様は多いかと思います。

独居であり認知症傾向にある方がこれに当たりやすく、訪問看護やヘルパーを導入していたとしても24時間のうちの大半で外部からの刺激が少ない環境に陥りやすい事例をよく見かけますよね。

介入時に、ご本人のお好きなことをやってもらった場合でも集中力が10分ほどしか続かない人もいらっしゃいます。

テレビをつけてから離室したとしても、認知機能の低下により主電源から消してしまったりコンセントを抜いてしまったりする方も多くいる、とスタッフは話します。

訪問した際に室内が暗いおうちやエアコンが消えてしまっていることもありますが、同じ理由かもしれません。

ご本人が良ければいいという落とし所になってしまいがちで、デイサービスなどの導入をすすめても希望しない方も多いですよね。

代替としてリハビリ導入した方もいるので現状のサービスを拡充して提供することもひとつの手といえますが、ご家族の協力が得られづらい方にとっては、なおのこと改善案を出すことが難しい問題でもあります。

この記事をご覧になっていただいている皆様もこのような事例を経験されたことはおありでしょうか?

こちらの記事ではコメント機能を設置しておりますので、ぜひ皆様のご体験談と対応方法をお教えいただけますと幸いです。

ユニケアでもケアマネージャーと連携を図りながら、可能な限りの社会資源を活用し「充実した家での暮らし」をサポートできるよう今後も努力していきたいですね!


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また次回の更新をお楽しみに♪