訪問看護における看護師とリハビリ職間の情報共有会を行いました!

 

2022年10月7日

こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。

今回は、ユニケアに所属する看護師とリハビリ職間での情報共有会の様子をお届けします!

訪問事業では、看護・治療面を看護師が、運動・作業機能の側面をリハビリ職が担っており、利用者様によってはどちらのサービスも導入されていることがあります。

先日行われたアンケートで「これ、リハビリさんならどうやって介入するのかな?」という看護師目線での疑問や、「こういう場合どこまでやっていいのかな」というリハビリ職目線での疑問を、スタッフは日頃から感じていることが判明しました。

そこでそれぞれの職種からの疑問や質問をピックアップし、それぞれの回答を発表しあうという場を情報共有会という場をもって実施しました。

 

まずは、リハビリ職から看護師への疑問・質問をQ&A方式でご紹介します!

 

 

リハビリ職から看護師への疑問・質問
 
Q リハビリ職より

利用者さんから「かゆい」などの訴えがあった際、処方されている軟膏は使用してよいのか?

 
A 看護師より

ステロイド剤などではない、かゆみ止めや保湿剤であれば使用して大丈夫
わからない際はチャットワーク(ユニケアで使用している情報共有ツール)でいつでも相談してください

 
 
Q リハビリ職より

リハビリ中に内服忘れが発覚した場合、どう対応すればよいのか?

 
A 看護師より

基本的に食後2時間以内であれば内服して大丈夫
しかし、薬の内容によっては時間通りに飲まなければいけないもの、逆に急いで飲む必要はないものもあるため、不明な際はチャットワークで相談してください
もしも急ぎの場合であれば、(看護師が定期訪問していない場合もあるため)担当薬剤師に直接相談してみることが最善かもしれない

 
 
Q リハビリ職より

ターミナル期にある方のネガティブ発言に対する対応はどうしたらよいのか?

 
A 看護師より

無理に返す必要はありません
「あなたの話をしっかり聞いています」という姿勢と、非言語的なコミュニケーション(タッチングや相槌など)を用いながらの傾聴をおすすめします
ターミナル期にある方の気持ちを私たちが理解することは決してできないため、「わかりますよ」という言葉を伝える必要はありません
アプローチ方法のひとつとして、相手のお話する内容を反復することもおすすめします
また、沈黙がある際には無理に言葉で埋めようとせず、その時間を共有することもとても効果的です

 
 

いつも看護師目線で業務をしているので、他の職種目線での疑問に触れる機会は少なかったかと思います。

特に、3つ目のターミナル期にある方への対応は、看護師であっても、ターミナル病棟の経験があっても、とても悩む内容ですよね。

看護師の中でも、「うんうん」と頷くような意見や「なるほど」と思えるような意見がたくさん出て、勉強になりました。

続いて、看護師からリハビリ職への疑問・質問をQ&A方式でご紹介します!

 

 

リハビリ職から看護師への疑問・質問
 
Q 看護師より

動く気力のない利用者さんへどうやって運動を促しているのか?

 
A リハビリ職より

まずは利用者さんが動きたいと思う目的を探してみます
例えば、トイレに行きたい、ベッドから離れたい、お散歩に行きたいなどです
また、各動作に関する目的も伝えていきます
例えば、これから動く目的はおむつ交換をするためです、などです
視覚的にアプローチしていくことも効果的です
そして、逆に動く気力がない理由をさぐり、無理に動いてもらおうとする前に、その理由を一緒に見つけていく関わりをするとよいです

 
 
Q 看護師より

看護師の訪問時間に余裕ができた際、マッサージを希望されることがあるのですが、どう対応するとよいか?

 
A リハビリ職より

高齢な利用者さんの中には、循環不良による違和感や鈍痛を感じられている方が多く、そもそもマッサージが好きな方も多いです
指の力を頼りに行ってしまうと、看護師側が疲労感を感じたり痛みを生じてしまうことも考えられます
マッサージを行う際は、押すというよりもつまむ・擦るという方法の方が疲労を感じにくいかもしれません
また、直接的なマッサージを行うのではなく、筋肉を動かすストレッチなどで循環不良の改善を図ることも効果的です

 
 
Q 看護師より

端坐位で行える下枝のリハビリ方法は?

 
A リハビリ職より

その利用者さんが立ち上がれる状態なのか、ベッド上でのレベルなのか、移乗はできるのか、体重を支えられる筋力はあるのか、という評価を行います
端坐位をとれる方であれば、無理に立ち上がらずに離臀動作(ベッドからお尻を浮かせるなど)を促すことも効果的です
膝伸ばしなどの運動も、「〇回やりましょうね」よりも「〇秒かけてやりましょうね」というアプローチをしゆっくり行うことを促した方が、負荷がかかってより効果的な筋力トレーニングが行えます

 
 
リハビリについて直接意見をもらえるとてもいい機会になりましたね!
 
運動機能に関してとても知識や技術のある専門職の方々なので、勉強になることばかりでした。
 
早速明日から実践していきたいです!
 
 
 
 
今回は情報共有会という場でのやり取りでしたが、今回を機に何かあった際には多職種連携を行いながらお互いの業務についての理解を深めていきたいですね!
 
 

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また次回の更新をお楽しみに♪