2022年6月18日
こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。
今回は、訪問看護リハビリステーション葛西で月に1回行われているお野菜の販売に関する内容です。
みんなを虜にする「ユニケア野菜直販」の秘密と全貌をぜひお楽しみください!
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野菜の生産〜篠原農場〜
ユニケアの野菜直販は、東葛西4丁目の篠原さんより提供していただいているお野菜で成り立っています。
江戸川区で生産されたお野菜を江戸川区の訪問看護ステーションで販売し、江戸川区の皆様を中心にご愛顧いただいている まさに「地産地消」のスタイル。
ユニケアがなぜこのスタイルにこだわっているのかというと、まさしく『地域とつながる』ためです。
お野菜を通じて地域の皆様とのつながりを形成し、困った時にはユニケアがいつでもそばにいる、いつでも頼っていただきたいという思いを込めて、地域活動に力を入れているのです。
6月某所、私たちはそんな篠原さんの農家を取材してきました。
まず驚いたのが、篠原さんは元々会社員をされており一から農業を独学され、こんなに素敵なお野菜たちを販売されているということ。
ご実家ではお野菜を生産されており、昔から野菜生産に関する知識や関心がおありだったとのことですが、それを自分の手で実現する実行力と行動力の高さは本当にすごいですね!
【野菜の説明をされる篠原さん】
ユニケアスタッフが篠原さんに「ぜひユニケア事業所内で野菜の販売をしていただきたい」とアプローチをさせていただき、実現したのが『ユニケアの野菜直販』。活動開始から、もうすぐ1年が経とうとしており、おかげさまで販売日には常連様からご新規の方まで多くの地域の方々に愛される活動になりました。
農家にとって、野菜は「食べ物ではなく生き物」
篠原さんは野菜生産についてこのように語っています。
「消費者の方にとって、野菜はあくまで食べ物です。しかし、僕たち農家にとっては食べ物というよりも自分の子どもに近い感覚なんです。なので、食べ物を作っているという気持ちはありません。生き物を育てているんです。生き物なので、野菜の気分が乗っていない時には出荷はしません。たくさん愛情や手間暇をかけて育ててやるんです。最高のコンディションである野菜たちのみ収穫し、それを消費者の方に自分の身体を作るための食べ物として購入いただく・・・。そういう思いを持ってやっています。」
【ピーマンを収穫する篠原さん】
私たちの中で、恐らく野菜を食べ物以外として見たことがある方は少ないのではないかなと思います。
しかし、生産者の方が「生き物のように愛情を込めて育てている」おかげで、私たちはいつでも美味しいお野菜を食べられているんだなと実感しました。
そして、生き物を育てるという大きな責任を持って生産してくださっているからこそ、たくさんの方に愛されるお野菜が購入できるんですね!
まずはこちらの写真をご覧ください。
かなり立派なきゅうりですよね。大きなきゅうりなのに、とても真っ直ぐ力強く育っています。
そこにはこんな篠原さんの工夫が。
「きゅうりは育ってくるうちに段々クルッと曲がってきてしまうんです。もちろん曲がっていても味に変わりはありませんが、真っ直ぐなきゅうりの方が切りやすく調理がしやすいですよね。きゅうりが小さい時は網の上に引っ掛かり丸まってしまうので、網の外に引っ張り出してまっすぐにするのです。こうすることで一つひとつの格子の中できゅうりが周りからの障害を感じることなく、伸び伸びとまっすぐ育ってくれるんです。」
大きいだけではなく、しっかりと身も詰まっています。
見た目の良さや調理のしやすさはもちろん、ストレスなく伸び伸びと育ってくれたきゅうりは やはり格別に美味しいんですね!
ユニケアでの販売価格には、仲介料は一切かかっていません
篠原さんのこだわりは「消費者が手に取る価格」にもあります。
ユニケアの野菜直販では、非常にお安い価格で購入することができます。
スーパーなどで購入するよりも、安い価格で販売されているお野菜ばかり。
どうしてこんなに安く販売できているのかというと・・・
「ユニケア事業所の場所代がかかっていない、野菜本来の価格」で提供しているため。
つまり、篠原さんがお野菜一つひとつにつけたお値段そのままで、地域の皆様に購入していただいているということなんです。
ユニケアは、野菜直販を通して利益を得ろうと思っておらず、あくまで「地域の皆様とお野菜を通じてつながりたい」という思いだけでやっています。
篠原さんも消費者の手にはできるだけ安い価格で販売したいと思っていますし、それによって消費者の方もその分安くて美味しい野菜を購入することができるのです。
ユニケアスタッフの中には、この野菜直販に惚れ込み、入社を決めたスタッフもいるんですよ!
それくらいとても魅力的なお野菜ばかりなんです。
この記事の執筆者も、先日ユニケアの野菜直販でたくさんのお野菜を購入しました。
どれも本当に美味しいものばかりで、とにかく安い!
スーパーではなかなか購入できない野菜も、たっぷり入って販売されているので、これまで挑戦できなかったレパートリーの料理も作ることができ、大満足でした。
【ユニケア直販野菜「大葉」を使った”天ぷら”】
【ユニケア直販野菜「大葉」を使った ご飯がススム”無限大葉”】
【ユニケア直販野菜「小松菜」を使った”小松菜のバター醤油炒め”】
これから夏本場に入ると、トマトやゴーヤなどのたくさんのお野菜が収穫の時期を迎えます。
今後も、ユニケアの野菜直販には注目ですね!
【夏に収穫を迎えるトマト(6月の様子)】
【夏に収穫を迎えるゴーヤ(6月の様子)】
【ナス】
【ししとう】
【紫蘇と大葉】
【ピーマン】
【とうがらし】
篠原ファームで収穫されたお野菜は、篠原さんの手でユニケア事業所内に運ばれてきます。
そこから、野菜直販がある際に来てくださる番頭さんへバトンが渡されます。
番頭さんのお一人である村上さんは、数年前に多発性脳梗塞を経験されており現在も後遺症と戦っている方です。
元々自分で会社をやられていた村上さんは、脳梗塞での闘病を経て「周囲の人からの支え」に気付いたと話されています。
そこで、今度は自分が「誰かのために役立つ活動がしたい」とユニケアでの番頭業務を担ってくださっているのです。
村上さんには、以前インタビューさせていただいたことがありますので よろしければこちらの記事もご覧ください。
当時は駄菓子屋の番頭も務めてくださっていたのですよ。
脳梗塞を乗り越えた様子やリハビリの話、今後の人生についてなど、とても貴重なお話しがたくさん書かれています!
今回は、ユニケア事業所内で行われている野菜直販特集でした。
ユニケアのお野菜がどう生産されどう販売されているのか・・・
興味を持っていただけた方は、ぜひ野菜直販日に足を運んでみてください!
販売日の情報は、公式Twitterや公式LINEで受け取ることができます。
この機会にぜひご登録をお願いします!
また、ユニケアでは看護師さん、リハビリさん、相談員さん、そして管理者さんを募集しています。
「最初から見学や面接はちょっと・・・」という方は、まずはぜひ、駄菓子屋や野菜直販に足を運んでいただき、ユニケアの雰囲気を味わっていただけますと嬉しいです!
こんな私たちと一緒に訪問看護がやりたい方、ぜひぜひご連絡ください!