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訪問看護におけるデスカンファレンスを行いました。

[2023.01.22]


 

2023113

 

こんにちは。東京都江戸川区のユニケア訪問看護リハビリステーションです。

 

皆さんのお仕事先では、「デスカンファレンス」を行っていますか?

 

デスカンファレンスとは、患者様やご遺族の情報・業務について振り返りながらスタッフ同士で意見交換をし、看取りケアの質の向上を目的に実施するカンファレンスを指します。

先日、ユニケアでもこのデスカンファレンスが実施されました。

 

今回グリーフケアの対象とさせていただいた利用者様は、スタッフへのご要求が細かく、ケアに対しては非協力的な、スタッフの受け入れが難しかった方です。

必要なケアが多いため規定時間内に終わらない問題もあり、なかなかご本人の希望に多く答えていくことが難しかったため、関わったスタッフは日々悩んでいたそうです。

 

 

「まずは心を開くところからはじめた」と言うのは、看護で介入していたスタッフ。

 

3-4ヶ月してから少しずつ意思疎通が図れるようになってきたようですが、病識が乏しいまま健康への行動が伴わずに伝わらない・守れないという状況に、医療者として必要な関わり(病気に対するスタンダードなケア・指導方針)とご本人の希望をできる限り叶えたいという思いが葛藤する毎日だったと振り返ります。

 

リハビリスタッフからも、リハビリに対するご気力がなくマッサージメインで希望されており、最終的には立位練習などもできるようになっていたがその後に発症した圧迫骨折や既往の褥瘡が悪化し、ようやく導入できたエルゴメーターでの運動や立位練習などが上手く進められなかった、と病状への影響もあって葛藤する部分が様々あったようでした。

 

また、ご本人の希望で往診を入れることができず、往診が入っていたらよりよい医療の提供に繋がったのではないかという後悔もあったようです。

 

 

最後に亡くなった際の警察介入の場面が本当に辛かった、と往診介入が出来なかったと振り返るスタッフからは悔やむ声が聞かれました。

 

治療やリハビリへの動機づけがうまくできなかったこと、大きすぎる目標しか持たせられずに実現できる短期目標を立てることができなかったこと、いつかどこかでスイッチが入ってくれるかもとそのスイッチの場所を探しながら結局最後まで行動変容することができなかったことなど、スタッフからは続々と振り返りの言葉が話されます。

 

 

「『僕の立場になって考えたことある?』と何度も言われた。わかりますよとは言えないけど寄り添っていきたいと思う とは伝えていた」というリハビリスタッフは、「食事を気をつけないと、運動もしないと、と口では言っていたが、その中で唯一できたことが食だった。せめてもの幸せを食に感じていたはずなのに、それは病気(腎不全など)をどんどん悪化させる原因となっていて。医療者的には止めたいのに、人として止められなかった。」と話します。

 

自分自身を諦めてしまっている人に対するアプローチの答えがわからず、しかし自分がもしその立場になったらと考えると、完治しない病気とわかっている状態で前向きに進むことができるかと言われると、きっともっと落胆して辛い気持ちになると思うとスタッフは口を揃えて話していました。

 

 

介入していたスタッフたちからは葛藤や後悔の声が多かった一方、第三者として見ていた他のスタッフからは、担当の看護師たちが尽力し他の病院や事業所などと非常に密に連携を取りながら、本当に利用者様のためにという気持ちがよく伝わってきていたという声もあがりました。

 

リハビリサイドも、引き継いだスタッフが「新しい風」として介入をはじめ、どんどん新しいリハビリ方法やアプローチ方法を導入していけたようで、その点はとてもよかったと振り返りました。

 

恐らく、実際に利用者様と関わっている中で「できないこと、させてあげられないこと」が多すぎるあまり、利用者様だけではなくスタッフの気持ちの中にもネガティブな感情や達成感や充実感のない介入が続いていたのかなと思います。

 

そういう意味でも、このようなデスカンファレンスを通して当事者のスタッフの意見交換や第三者のスタッフからの見え方を改めて共有することで、スタッフ自身のグリーフケアにも繋がっているように思えました。

 

カンファレンスが終わった後は、「○○さんのカンファレンスをやれてよかった」「これからもデスカンファレンスは積極的にやっていきたい」「エンゼルケアを希望されなかった利用者様であっても、ご家族の了承があればもっとグリーフケアの介入をしていきたい、スタッフ自身の成長にもつながりそれがこれからの利用者様への関わりにもいい影響をもたらすことができそう」と前向きな感想が多く、訪問看護加算内で実施できるケア以上の関わりや繋がりを求めるスタッフばかりで、ユニケアらしさがとても出ているカンファレンスだったなと思いました。

 

年度末には、第2回の家族会(亡くなった利用者様のご家族を対象としたグリーフケアの場)を開催する予定です。

 

デスカンファレンスや家族会を通して学ばせていただいたことは、ユニケアやそのスタッフの大きな力になります。

 

今後も「介入が終わったからそれがおしまい」ではなく、利用者様ファーストの関わりができるよう、その経験を培っていけるような場をどんどん作っていきたいと考えています。

 

これからもユニケアの掲げる「その人らしい家でのくらし」を実現し続けて行けるよう、皆様のご協力・ご声援をよろしくお願いいたします。

 


 

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また次回の更新をお楽しみに♪

 

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